医療法人 応篤会 奈良東九条病院

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2023.07.27

【脳神経外科コラム】バクロフェン髄注療法について

当院で今年の4月より開科した「脳神経外科」で行っている治療法のひとつ、「バクロフェン髄注療法」について紹介いたします!

 

こちらは痙縮(筋肉が緊張しすぎて手足がこわばって動かせず、時に痛みを伴う症状)

にお悩みの患者様に対してご提案している治療法です。

 

痙縮が起こる代表的な疾病として

脳卒中、脳性まひ、痙性対麻痺、脊髄損傷、脳損傷、急性脳症、多発性硬化症など他にも様々な疾病が挙げられます

 

当治療法は痙縮による身体のこわばりなどで歩行や着替えなどの日常作業や睡眠、食事、リハビリを思うように行えなくなってしまい、今までの治療で効果不十分であった患者様へお勧めする療法です。

 

この治療は入院治療で、まずトライアルとして①二泊三日程度の入院で腰から少量の薬を注射して効果を確認し、お薬の効果が確認出来たら②手術でポンプとカテーテルを植込みその後は外来にて③タブレットで体外からお薬の量を調節したり、④ポンプにお薬を補充(3ヵ月以内に一回)、ポンプを交換(約5~7年)したりします。

 

お腹にポンプを入れた後に食事や入浴の制限は特になく、日常生活動作がより楽になることが期待できます。

当院ではほかにもボトックスを用いた痙縮の治療も行っており患者さんの状態に合わせて最適な治療法をご提案します

 

まずは当院の受付でお問い合わせ頂くか、お電話で「診療の相談がしたい」とお伝えくださいね!

脳神経外科 外来診療